赤本組&灰本組(金色のガッシュ!!)





「清麿!ナゾナゾ博士からお寿司をもらったのだ!」
「・・・はぁ?」
清麿の部屋に飛び込んできたガッシュが、大事そうに持っているのは、ウニのお寿司。
円い皿に2貫載っている。


ナゾナゾ博士と魔物の子キッド。
いつも唐突に現れて、周囲を騒がせて帰っていく。
またか・・・と深い溜息をつき、清麿が椅子に座ったままガッシュを見下ろす。
「・・・で?博士とキッドはどこにいるんだ?」
「ウヌウ、今ここに・・・」
背後を振り返ったガッシュ。その先には・・・。

「ハハハ、私の名前はナゾナゾ博士、何でも知ってる不思議な博士さ!」
「こんにちは、清麿。博士の特製お寿司、もう食べたかい?」
いつもの台詞とともに、清麿の部屋に颯爽と現れたナゾナゾ博士。
キッドは指定席・・・ナゾナゾ博士の肩にちょこんと座っている。
「・・・で?何で寿司なんだ?」
「ハハハ、私は世界一の寿司職人だからね。特上のウニの寿司を持ってきてあげたんだよ。」
「博士のお寿司はすごく美味しいんだよ!これは本当は僕の分だったんだけど、
特別に分けてあげるから!食べてみなよ!」

額に手を当てて俯く清麿。
ウソだ、絶対にウソだ。
しかし、このウニらしき物は・・・?
一瞬、ほんのりと甘い香りが鼻を掠め、清麿は一歩後退る。
・・・嫌な予感がするのは、気のせいか・・・?

一方、得意気に話す博士と、まるで自分のことのように誇らしげに笑うキッド。
清麿の心知らず、ガッシュはにこにこと嬉しそうに寿司を見つめている。
「ウヌウ、ありがとうなのだ!いただきますなのだ!」
清麿の分を残し、ウニの寿司1貫を口に放り込んだ。
・・・いいから全部食え、ガッシュ。俺の分も食え。
心の中でひたすら祈る清麿。

「ウヌウ・・・美味しいのだ!・・・・・でも、なんか甘いのだ?」
(・・・・・やっぱりな・・・・・。)
清麿、嫌な予感的中。
「ウヌ・・・?今度はものすごくしょっぱいのだ??」
「ハハハ、そうだろう?このウニは、北海道で100年に一度採れると言われている、
伝説のエゾマジョスティックウニという、特別なウニなのだからね。」
「ウヌウ・・・そうなのか?」
「えっー?博士、本当?」


「・・・んなわけねーだろっ!!!!!」


清麿、我慢の限界。
ナゾナゾ博士の「ウ・ソ」という言葉は、清麿の大声にかき消された。



End


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