冒険の始まり(ポケモンFR/LG)
主人公・・・みちる(女)
ライバル・・茂人
新米ポケモントレーナー誰もが通る道。
今日はオーキド博士から、自分のパートナーになるポケモンをもらえる日であった。
「俺様は優しい男だから、がっついたりしないのさ。みちるに先に選ばせてやるよ。」
・・・今日も茂人はイヤミ全開だ。
昔っからこの性格は変わっちゃいない。
みちるは深い溜息をこぼした。
本当にこいつはオーキド博士の孫なんだろうか・・・?
でも、せっかく先に選ばせてくれるって言うんだから、茂人の気が変わらないうちにポケモンを選んでしまおう。
気を取り直して、みちるはモンスターボールが3つ並んでいる机に向き直った。
最初にもらうポケモンはゼニガメって決めていた。
1年くらい前から、ポケモントレーナーになる時はまずゼニガメを連れて行くんだって。
つぶらな瞳。柔らかそうな手足。可愛いしっぽ。
初めてポケモン事典で見た時から、ずーっと欲しいって思い続けていたポケモン。
だから、何にも迷うことはない。
みちるはゼニガメが入っているモンスターボールに手を伸ばした。
・・・でも。
ふと、みちるの手が止まった。
フシギダネとヒトカゲもちょっと気になるんだよね・・・。
みちるは、フシギダネとヒトカゲが入っているモンスターボールをちらりと覗き込んだ。
「・・・うっ!!!」
やばい・・・・・フシギダネも、ヒトカゲも、可愛すぎる・・・!!
ど、どうしよう・・・ゼニガメを連れて行くって決めていたのに・・・!
みちるは3つのモンスターボールを交互に見つめ、おろおろしだした。
「・・・おい、みちる?さっさと決めろよ。」
茂人のイラついた声が背中に突き刺さる。
「うん・・・もうちょっと待って・・・。」
これ以上茂人を待たせたら、何言われるか・・・。
あぁ、でも、どの子を連れて行こう・・・。
「うわあぁぁぁん!あたしには決められないぃ〜!!!」
「やかましい!さっさと決めやがれ!!」
みちるの悲鳴と、茂人の怒鳴り声が研究所内に響き渡った。
・・・結局、みちるがゼニガメのモンスターボールを手にしたのは、
オーキド博士の研究所に来てから、1時間後のことであった・・・。
新米ポケモントレーナーに、幸いあれ。
End